「ある犬のおはなし」kaiseiさん

＜kaisei×idealworld＞

アイデアルワールドのコンセプトイラスト等は「ある犬のおはなし」のkaiseiさんに描いていただいています。
とてもやさしい絵ですが、伝えたいことが心に響くパワーのある絵です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　kaiseiさんとは叶えたい未来が重なるので、イラストにだけではなく、製品や企画でもコラボをお願いしてご協力いただいています。

<「ある犬のおはなし」との出会い>

私がkaiseiさんのことを知ったのは、7年前のイベントで、地元の動物愛護団体さんが無償配布していた「ある犬のおはなし」をもらったのがきっかけです。
コピー用紙に印刷しホチキスどめされた手作りの小さな絵本「ある犬のおはなし」…その簡易なつくりからは想像できない程の衝撃、胸が締め付けられ、涙が止まりませんでした(今でも・何度読んでも涙が出ます)。
ただただ犬たちのために殺処分をなくしたいと願い、無償配布を前提につくられた絵本です。
読んたことのある方は、そのメッセージをさらに広めて欲しい、読んたことのない方は、ぜひ一度読んで現実に向き合い考えて欲しい、無垢な”いのち”が、あまりにも悲しく切ない最後を迎えることのないように…そう願わずにはいられない名作です。
※現在は書籍化の要望が多数あり、出版社からハードカバーの絵本として発売もされています。取り扱い書店さんの中には、売上の一部を動物愛護団体に寄付する取組みも始まっているようです。素敵な広まりですね。　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
←絵本をクリックすると、公式動画サイトに移動し物語が視聴できます。
ある犬のおはなし公式ホームページ　←無償配布絵本の情報はこちらから
https://aruinu.link/

＜アイデアルワールドのコンセプトイラスト＞

そんな途方もなくやさしい人にイラストを描いてもらえたらいいな…ダメ元の覚悟で問い合わせをし、緊張MAXで臨んだ初回面談。フタを開けてみれば、kaiseiさんはとても気さくな方で、アイデアルワールドの想いやコンセプトに共感してくださり(面談は大いに盛り上がり)快諾してくださいました。
こうして私たちのコンセプトの【動物愛護:牛豚にわとり＋ひと】【環境配慮:シロクマ】【地域貢献:蓮と猫】のかわいいイラストが生まれました。　

<ある犬のおはなしコラボ企画>

そんなkaiseiさんなので、2023年夏発売予定のサステナブルヴィーガンレザー製品『anif』の「ある犬のおはなし×アイデアルワールド」コラボ企画をお願いした時も、イラスト使用料は要らないと頑なに辞退されてしまいました。　
「ある犬のおはなし」はもともと無償配布用の絵本だし、それが動物のために役立つなら…と。同じようにYou Tubeでの動画配信も広い心で許可を出されていたようです(※現在は様々な兼ね合いから、内容に応じて相談となっているようです。)。
(愛犬？愛息子？のウィルくんがご病気で、治療費が毎月30万円もかかっているのに！です。しかも生活のすべてがウィルくん優先で、治療費は何と借入で賄っているとの事です。「本当にどうしようかって位の借金まみれですよ〜」と笑いながら話してくれたkaiseiさん。自分をかえりみずに愛情を注げる、本当にステキな人だなぁと思いました。ウィルくんの日々の様子、You Tubeで見ることができます。こちらも愛とやさしさにあふれた動画です。https://youtube.com/@user-zi6wz5vn2t)
イラスト使用料について、要らない→受け取って→要らない→受け取っての応酬がしばらく続き（笑）、kaiseiさんから「じゃあ、そのお金は動物保護のための資金にしてください。」とのご提案をいただきました。

kaiseiさんは、自費でいのちのための啓発絵本やパンフレットを作成配布している以外に、現場でのTNR活動のお手伝いもされています。活動に関わる中で、人間関係や費用負担のこと等で、大変な苦労をされ、とても心を痛めておられたようです。そんなつらい経験をされたこともあり、レスキューの現状が変わって欲しいと願い提案をしてくださったようです。
kaiseiさんの想いを預かり、本来kaiseiさんにお支払いするはずのイラスト使用料は、動物の保護活動のための資金として使わせていただくことになりました。
新しいチャレンジになると思います。具体的な内容が決まりましたら、ホームページ新着情報でお知らせをさせていただきます。

<kaiseiさんという人>

kaiseiさんとは製品企画等のミーティング以外にも、動物やレスキュー、家族U^ｪ^Uのことなど色々なお話をさせてもらっています。本当に愛情豊かなやさしい人で、しかもとても考えの深い人です。あぁ、なるほど！と大切なことに気づかせてもらうことがたくさんあります。こんなステキな方に関わってもらうことができて、一緒に何かを作らせてもらえること、本当にしあわせだと思います。